2016年10月31日月曜日

気付いたら…

前回の更新から一週間近くが経っていました(汗)
本来は現場の進行状況をお知らせする内容なのですが、
ちょっと過去に遡ってご紹介していきたいと思います。
まずはインテリア業界最大の展示会、ジャパンテックスのことから。
(現場じゃない…笑)

毎年欠かさず行っていますが、
とても良かったのではないでしょうか。
展示会の評価をするのは一般的には入場者数で、
去年よりも落ちてしまったそうなのですが、
どうなんでしょう…
入場者数という分母ではなく、
充実度という分子を評価軸にしたのなら、年々良くなっている気がします。
今年は特に時間が足らなくて、
あらかじめ予想して開場と同時に着いたのですが、
それでも時間が足りずに最後は会場を走ってました(笑)。
結果的に見れなかったブースも多くあり、
来年は2日間行こうかなと思っています。

そのジャパンテックスで、当店が縫製をお願いしている
アートケイさんも所属している大阪カーテン技術会が初めて出展しました。
このブログを共に書いてくれている後藤君が企画して実現したもので、
取引先や友人ということとは関係なく、とても素晴らしいブースでした。
ミシンを使ってウン十年というマイスター達が、実際に目の前で実演をし、
縫製の注意事項などを説明したディスプレイもありと、内容も盛りだくさん。
会場で会った同業者も皆、このブースを話題にしていて、
今、ジャパンテックスに来ている方は本気の方ばかりなんだと思いました。
残念なことに、この業界には縫製に関心が無い方が驚くほど多いですから。
ゴトー君、本当にお疲れ様でした。

この他にも輸入生地ブースのデコオンや
私が工事をお手伝いさせて頂いているデザイナーの木村幸子さんやREIKOさんの
セミナーのことなど、お伝えしたいことがたくさんあるのですが、
ここでは書ききれないほどの充実した展示会でした。

という訳で、文字通り駆け足で過ごした一日でしたので、
写真がまったくありません(笑)。
こんなに疲れたジャパンテックスは初めてだったかも。

2016年10月26日水曜日

H様発注確認中


南足柄市のH様の発注が終わり、
各仕入先からの納期の返信を確認中です。
発注をすると斜線を引き、
返信があると日付を書き込みます。
そうすることで発注漏れや返信漏れのチェックをしています。
ご新築のオーダーカーテンは全ての窓が完璧に揃って初めて一つの商品。
何かが欠けることは許されません。
日付の左側に見えるチェックマークは、
私が発注した内容をスタッフがチェックした印。
確認を繰り返して、お客様のご新居に届けられます。


2016年10月25日火曜日

遮光の意味



厚木市のS様のリビングとタタミコーナーのプランです。
リビングは白地に赤のストライプのカーテンと、
赤の無地を裾に足したシェード。
そしてタタミコーナーの赤の無地へと流れます。
裾に使っているのは遮光生地。
通常はあまり合わせないのですが、
今回のプランでは重要なポイントです。
S様のタタミコーナーは2つとも滑り出し窓のため、
シャッターが付きません。
そして、小さなお子さんのいるご家庭にとって、
タタミコーナーはお昼寝の場所でもあります。
生地を組み合わせる場合、色や素材感を合わせることは必須ですが、
そこで暮らす方をイメージすることも、とても重要です。


2016年10月24日月曜日

H様発注しました



先日お納めした電動ロールスクリーンを気に入って頂き、
電動レールの追加のご注文を頂いた厚木市のH様、
カーテンも含め、発注が完了しております。
今回は取付位置の関係で持ち出し受光部を
かなり前に出さないといけません。
そのため、標準ではなく長めのコードを用意します。
また喜んで頂けるよう、その他の部材の準備も含め、
慎重に進めたいと思います。

2016年10月22日土曜日

T様発注しました




厚木市のT様の刺しゅうレースを発注しました。
当店の縫製指示書は生地巾と柄リピート、仕上がり寸法を入力すると
自動的に要尺が出るようにしているのですが、
裾がスカラップになっているレースは必ず手計算で確認します。
リピートの倍数ギリギリの場合、
カーブを描いた裾の始まりをどこにするかを選べません。
今回はまさにそのようなケースでしたので、
1リピート多めに取りました。
要尺ギリギリでもカーテンは出来ますが、
こういうところがとても大事なのです。

ブラインドの羽根カット



本日工事に伺った厚木市のF様の出窓用ブラインドです。
端が透かないよう、羽根だけを長くする仕様にしていますが、
桟の高さが5㎝あったため、一番上の羽根もカットしています。
こういうのがバッチリ決まると、快感なんですよね。

2016年10月21日金曜日

F様工事準備



明日は厚木市のF様の取付工事です。
既に準備は完了しています。
レールにまかれた黄色い紙テープは、
ちょっとした間違い防止策。
1.82mと2.00mという12㎝しか違わないレールを使い分けますので、
間違えてしまうと大変です。
そのため、とどいたレールは長さ別に分け、
目立つように片方にだけテープを貼りました。
慎重に、注意して、という言葉だけではミスってなくならないもの。
色々と工夫をしながら防止することが重要です。

K様も着々と進行中です



K様のお手配も着々と進行中です。
すでに仕上がり寸法は確定済。
発注書を全て作成してアートケイさんへFAXしました。



こちらは横ストライプの生地を90度曲げて、
縦ストライプにして製作するシェード。
仕上がり高さと裾の寸法のバランスで、
出来上がりのイメージが変わりますので、
こうして現物を合わせて確認します。
今までの経験で、この仕上がり寸法でこのイメージなら、
裾の高さは〇㎝かなと予想は出来るのですが、
色々試して確認するという作業がやっぱり必要なんですよね。

2016年10月19日水曜日

A様発注しました。



昨日、内容の最終チェックと仕上がり寸法の算出をしたA様。
今日はいよいよ発注書の作成です。
各窓ごとに1/200の縮尺図を描いて、
バランスを確認します。
上部を一体縫製するカーテンは、
高さの異なる2つの窓を同じ割合で作ると違和感が出るので、
それぞれの窓のバランス、同じお部屋の他の窓とのバランスも
見ながら寸法を細部を詰めていきます。
全て書き終えたら再チェック。
少し時間をあけて見直すと、『やっぱりもう少し長くしようかな』と
思ったりすることもあるからです。
全てを終えてFAXを流す時、ちょっと快感です(笑)

経験を積めば積むほど…



A様の最終確認をしています。
仕事と言うものはそういうものかもしれませんが、
キャリアを積めば積むほど、1つのプロセスに長く時間がかかります。
始めた頃は、プランニングも接客の中だけで完結していました。
仕上がり寸法の算出も機械的でしたし、
発注書も生地の品番と仕上がり寸法を書いて
メーカーにFAXするだけでした。
今はプランニングにもかなりの時間がかかりますし、
仕上がり寸法もありとあらゆる点を確認して算出します。
そこからさらにチェックを重ね、
明細書が完成するまで数時間。
発注書を書くのに同じくらいかかりますので、
まだキャリアの浅い頃の3倍位かかっている思います。
『プラスプランさんは細かいよね』と色々な方に言われますが、
今は、仕事ってそういうものかなと思っています。
お客様がカーテンにかけた思いを考えると、
自然とそうなっていくものなんですよね。

2016年10月17日月曜日

取付不可能な壁面に…



ブラインドを…



付けたいというご要望なのですが…



これはちょっと無理…



ではなく






両端の壁面は平らなのでテンション機能付きを使います。
ブラインドも色々と便利なものがあります。

書き手と読み手



下の絵はお客様へのご提案用にスタッフが描いてくれたもの。
上の絵は私がアートケイさんへの発注用に描いたもの。
上の絵が下手と言いたいのではなく(笑)、
それぞれに必要な情報や書き方があるので、
手間は増えてしまうますが逐一書き直しています。
今回は、ボーダー生地が上下対称になるように、
上部のみ天地を変えて作りますので、
誤解を生まないように丁寧に。
あまり書きすぎると、逆に分からなくなるので
この塩梅が難しくもあるのですが、、、。
書き手がイメージした通りに図を読むって、
実はとても難しいことなんですよね。

2016年10月15日土曜日

小さな本縫い

一昨日は東京で仕事の後、
縫製副資材のメーカーさんのショールームによって茨城県へ。
下道で(笑)。
東京から自宅に戻る高速代やガソリン代を考えると、
そのまま下道で行けばホテル代が出る計算です。
同じ金額なら、4時起きより8時起きの方が良いかなと。
お蔭様で久しぶりにのんびりと過ごしました。
(もちろん、現地ではちゃんと仕事しましたよ)

さて、戻って最初の納品はレースの掛け替えのO様。



ブログでもよくご紹介している裾仕様。
ウエイトチェーンを入れてロック(かがる)のではなく、
小さい折り返しにして本縫いで処理しています。
ロック処理の場合、
ウーリー糸と呼ばれる細い糸を3本使ってかがるのですが、
直射日光によって早く劣化してしまいます。
特に洗濯を機に裂けてしまうことがあるので、
本縫い仕様がお勧めです。
生地とウーリー糸の色が合わないということも無いので、
お勧めの処理方法です。