2015年4月14日火曜日

OKの後

N様のプライベートスペースにお選び頂いた2つの生地。
ダブルシェードでのお仕立てです。
前幕はドレープというよりケースメントに近く、
後幕はレースというよりケースメントに近い、
でも決して同じではなく、あくまでも『寄り』の感覚。
前幕は適度な透け感で直射日光の眩しさを抑えつつ部屋が暗くなるのを避け、
後幕はヒダのないシェードだからこそ適度な透け感があります。
お部屋の使い方とお好きな生地、素材感、そして透け感。
これら全てがピンポイントにはまるのは難しく、
接客時は違うレースとの組み合わせでした。
お客様が帰られた後に、
担当スタッフがもう一度組み合わせを見直してのご提案。
お客様からOKを頂いた後も、私たちのプランニングは終わりません。

2015年4月12日日曜日

最高の白

企業秘密なので品番は言えませんが、
上の写真の白の無地は、
私が今あるカジュアル系の中で最高の出来だと思っている生地です。
白ってとにかく難しいんです。特にポリエステルは。
どうしても光ってしまい、マットな感じにならなくて、
そんな感じを出そうとするとアイボリーやバニラになってしまいます。
あくまでも白の範疇で、でも決して白すぎずに、
コットンにも合わせやすいような白。
適度なボリューム感とざっくり感があるプレーンな織り。
その全てを兼ね備えた完璧な生地だと思います。
企業秘密なのでメーカーとか品番は言えませんが。

M様の現場ではこの生地を6枚のパネルカーテンの4枚に使います。
残り2枚はロックのグリーンに合わせたグリーンのストライプ。

同時には見えない位置関係であること、
寝室には部分的に色違いのブラウンが使われていることからお勧めしました。
柄や色が各部屋に繋がるように配置されます。
イイ感じになりそうです。

2015年4月11日土曜日

同じ窓サイズで異なる仕上がりサイズのシェード

こちらは南足柄市のW様のシェードの発注書です。
当店ではよくお勧めする裾切替のシェードですが、
ちょっと問題なのが仕上がり巾。
右側の窓は入隅になっているので、左寄り5㎝小さくなります。
そうすると柄のバランスが異なってしまうのです。
一般的な作り方では上の角を合わせますが、
それだと寸法の差の分だけ柄がずれてしまい、目立ちます。
そこで発注書にはこんな指示を書き加えます。
ちょっとした小技で違和感を少なくすることができます。
 
 

2015年4月9日木曜日

ショールーム巡り

今日はスタッフも一緒に3人で都内へ。
代官山でフランスのブランド『カサマンス』の新作発表会を見た後、
そこからすぐ近くの輸入生地商社さんへ。
そこから広尾へ移動して、
ポルトガルのブランド『アルデコ』の新作を見て来ました。
カサマンスは当店のお客様に多いナチュラル系を、
アルデコは満を持して出されたキッズコレクションのサンプルブックを購入しました。
どれも素晴らしいコレクションです。
近々店頭に並ぶ予定ですのでお楽しみに!




下地がない箇所の工事

カーテンボックスに縦型ブラインドを取付けようとししたところ、
天井面が石膏ボードになっていました。
さてどうしようと、カーテンボックスをじっと見ます。
ボックスの天井面は石膏ボードにクロス張り。
とすると、ボードを止めている桟が前後に入っているはずだ…。
おそらくイーニッサン。
奥から2㎝あたりをワンプッシュで刺すと、やはりありました。
そこでレールに穴を開けて、
レールメーカーの金具をブラケットと同じ厚みになるよう2枚重ねてボルト止め。
T時型の広い部分のビス穴で奥の下地に効かせて取り付けました。
 
 
ブラインドの取付も現場によって様々。
簡単に終わる現場はなかなかありません。
取付にも色々な工夫が必要です。

2015年4月7日火曜日

F様もご予定通りに


生地選びからカーテンの割り方まで、
細かなお話にお付き合いくださったF様の発注書です。
現場では『それが良いな』と思ってお話ししても、
ほんの少しの迷いが頭の片隅に残ってしまうことがあります。
お客様に説明をしてご了承を頂いていたとしても、
それで全てが許される訳ではありません。
当店を選んで頂いた理由をもう思い出して、
色々なことを考えながら再提案させて頂きました。
カーテンはご予定通りの納期で進んでおります。
(ちょっと見えるのは生地がカートケイさんに届く日です)
ご主人のお部屋は木曜日にスタッフと東京で生地選びをしてきます。
良いご報告が出来るように頑張ります。

2015年4月6日月曜日

N様の格子シェード

当店ではお客様との打ち合わせが終わると、
必ずミーティングをしています。
様々な角度から色々な意見を出して、
より良いものをお客様に提供したいからです。
 
N様を担当させて頂いたのはスタッフでした。
ヒアリングシートに書かれた情報とスタッフの話を聞き、
いくつかの候補生地が出ました。
その内、1つの候補生地は私が出しましたが、
『ん~、なんかつまんないな…』と言って外そうとしました。
それを止めたのはスタッフです。
別の生地を出して、
『フロントレースで、後幕に違うラインの生地を組みあわせて、
後幕を下げた分だけ格子の柄が浮かび上がる感じとかどうです?』
即決です。
その他のプランもお客様にはご用意しましたが、
ご夫婦揃って気に入られたのはこのプランでした。
 
既に発注は完了しています。
出来上がりを楽しみにお待ちください。
 
 
 
 

S様シェードの細部仕様

2世帯住宅を建設中のH様、
ご報告が遅くなりましたが全て発注は完了しています。
窓数は多いですが、焦らず一窓一窓慎重に。
お任せ頂いたシェードの細かな仕様も決まりました。
裾に付ける無地の寸法は、
ポップな生地のイメージと、柄の大きさも考慮して8センチにしました。
一般的には2窓とも同じ柄位置にしますが、
ポップな柄は合わせない方が良い時もあります。
大きなサンプルがない生地でしたので、
発注書には柄合わせの事も書いておきます。
実際には生地が到着してからの判断になりますので、
どんな風に出来上がるか、楽しみにお待ちください。
 
 

2015年4月5日日曜日

切れ目なく

スタッフがO様にご提案したイギリスのコットン生地。
シックとカジュアルモダンの境界線を
独特な世界観とバランス感覚でデザインした生地です。
どこかにありそうで、探すとどこにも無いんですよね。
細かなことなので打ち合わせでは
O様にはお伝えしていませんでしたが、
プランニングの際に気を付けたのは無地のジョイントです。
カーテンは仕上がりの良さと生地巾を意識して1ツ山仕様に。
シェードは仕上がり丈の短さと平織の特徴を活かして、
縦使いの生地を横方向に使ってジョイントを入れずに作ります。
小さい事の積み重ねが全体の仕上がりに影響します。
 
 
 
 

2015年4月4日土曜日

K様もちょっと多めに

こちらは平塚市のK様にお選び頂いた生地。
お店のお打合せ時に候補にした無地がありましたが、
サンプルを取り寄せたところ今一つで、
もう一度生地を探してご提案しました。
どの現場の時もそうですが、
ご提案したものにOKを頂いた時は本当に嬉しいですね。
 
さて、発注は既に完了しています。
最近ブログでよく書いている生地要尺のお話はK様も同様です。
柄リピートの大きい生地なので、要尺は多めに。
もちろんこうしたプラス分はお見積もりには反映させていません。
折角気に入って頂いたのですから最後まで、キッチリと仕上げたいと思います。
出来上がりを楽しみにお待ちください。
 
 


2015年4月2日木曜日

S様発注しました

こちらは厚木市のS様の発注書です。
マンションのワイドスパンの窓にキレイな絵羽柄のレースがかかります。
裾のラインは両端が上がりきった部分になっているとキレイなので、
カーテンを作るのに必要な長さに、少しプラスします。
ほんの20㎝ですが、とても重要な20㎝でもあります。

S様最終チェック

眠気に耐えられず、閉店後に10分ほど仮眠を取りました。
こういう時は仮眠を取った方がミスもしませんし、効率も良いですよね。
一カ月ほど前、同じように仮眠を取ったら、半分寝ぼけていらしく、
『昔さあ、口空けて寝てたら、姉ちゃんに庭の落ち葉を口に詰められて写真撮られたんだよね』と
全く忘れていたエピソードをしゃべってしまいました。
仮眠、キケンです(笑)

 
さてこちらは小田原市のS様の発注書です。
5年前の0様から始まったご紹介のご縁もS様で5組目。
仮眠のお蔭で目も頭も冴えた状態できっちりチェック。
万事順調に進んでおります。

2015年4月1日水曜日

K様木製ブラインド

こちらはK様の木製ブラインドの発注書です。
窓枠や床だけではなく、合わせるカーテンや色が与える印象など、
全体の仕上がりイメージを考えながらご提案させて頂きました。
発注の際に気を付けたのはコードの長さです。
リビング側にはソファ、ダイニング側にはダイニングテーブルが、
それぞれ窓の下に位置にしています。
標準的なコードの長さでは乗っかってしまうので、
長さは1㎝単位で指定します。
『元気が出るナチュラル』は使い勝手も含めて完成します。