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2016年11月26日土曜日

並んだ窓に装飾レールを付ける



横並びの一間の掃き出し窓にグレイス16を使った秦野市のI様のリビングです。
こういう時に問題になるのがポールのわずかなズレ。
窓枠、床から、それぞれを㎜単位で正確に測り、
墨出しの糸を使ってさらに微調整を加えても、
僅かなズレは起きてしまいます。
ビスを打った時に下地に「持って行かれること」もあるからです。
こういう場合、当店では片側のポールを長く取り、
ブラケットの上でジョイントしています。
こうすることでキレイな一直線のポールが出来上がります。

2016年11月19日土曜日

正面付は簡単?

発注の際にご紹介が出来ませんでしたが、
茅ヶ崎市のK様の現場では
ちょっと長いブラケットを使用して施工しました。

シングルも


ダブルも


理由は窓台です。



一般的な長さのブラケット(取付金具)では、
レースが窓台に乗っかっているようなイメージになります。
最近は個性的な住宅が増えてきましたので、
レールもブラインド類も「ただ付けるだけ」という現場はありません。
時にはそれによってプランそのものが変わることもあります。
当たり前に終わるためには、経験と確認の積み重ねが必要です。

2016年11月18日金曜日

天付は簡単?

窓周り工事の中でも、天付(天端に付ける)は
比較的簡単と言われますが、
それもやはり現場次第です。
ネクスティを天端に付けた茅ヶ崎市のN様の現場です。


最初41㎜のビスで打ったところ効きません。
そこで理由を考えます。
「マグサが浮いてる?」と予測してキリを指してみると…
ありました。
60㎜以上の長さがないと付かない距離でした。
こうした予測は家の構造を理解していないと難しいかもしれません。
家の特徴が分かれば後は早い、
と思いきやカーテンボックスで再度問題が。
ビスが効かない…

と、そこで我に返ります。
ここは先ほどのように窓内ではないのでマグサはありません。
喰いつくのに最後で効かないということは…
コンパネに半首(ビスの下の方にネジが切ってないタイプ)で
打っているからと予測して全ネジに。
無事に取付が完了しました。
付いてしまえば簡単そうに見えるのがカーテン工事ですが、
そのプロセスには読みと経験が必要です。















2016年11月10日木曜日

シェードの取付け

















本日工事に伺った川崎市のO様の滑り出し窓。
クローゼットの扉が干渉するため、
窓内にプレーンシェードを付けることになったのですが、
ロール網戸があるので通常のブラケットでも
幕体が手前にはみ出てしまいます。
そこで奥行の少ない天付ブラケットを指定して手配しました。
実はそれでも数㎜出てしまうので、
ロール網戸の隙間に少しだけもぐらせています。
こうしたことが出来るのも天付ブラケットならでは。
計算通りバッチリ納まりました。

2016年8月2日火曜日

ブラケットの加工


野縁(天井の石膏ボードを止める桟)とも合わず、
壁側にも下地がない箇所が一か所だけあった伊勢原市のA様のリビング。
事前の現調で分かっていたので対策を取っていました。
天井の際には野縁とは別に石膏ボードを止める桟があるので、
天付ブラケットの後ろ側に穴を開けてビス止めし、
本来の穴はアンカーで前倒れを防止します。
全部がこの付け方では強度的に不安です。
一か所だけだから出来る裏ワザです。

2016年7月25日月曜日

丁寧であるということ



お盆前の納品でバタバタとした一週間、
気付くとあっという間に日が経っていてびっくりします。
先週は久しぶりに職人さんと工事をしました。
お願いしたのはこのブログでも以前ご紹介した事のある、
レールメーカーの職人Kさん。
私はこの方の真似をすることで正しい工事の仕方を勉強し、
この方と工事をすることで自分の今を確認してきました。
今回もKさんは(良い意味で)相変わらずでした。
私はいつも小さな段ボール箱に金属系ゴミ用をまとめて入れるので、
本体に付属している不要なビスはバラバラッとそこへ入れてしまいます。
すると……それを出して種類ごとにまとめて小さなビニールに入れるKさん。
いや…、サスガにそこまではと思いました。
レールのカット残も種類ごとにキレイにまとめ、
長めの段ボールに揃えています。
(*写真は店に持ち帰った後に入れ替えたものです)
ま、まあ、そこまでやらなくても…。
とその時は思っていました。
でも、後から色々考えさせられてしまいました。
Kさんは丁寧さが必要な時だけ便利道具みたいにそれを持ち出すのではなくて、
工事に関するありとあらゆることを丁寧にしているから、
ミスをしないんじゃないかと。
ここは注意が必要だから丁寧にって思っても、
普段の何気ない仕事が丁寧でない人は結局ミスをしてしまったり…。
丁寧って、実はそれ位難しいことなんじゃないかと、
カット残のレールを見ながらそんなことを思いました。
お盆休みまであと少し。
全てのことを丁寧に、皆さんに喜んで頂けるカーテンをお届けしたいと思います。




2016年7月14日木曜日

大工さんと下地

現場打ち合わせの際にゆっくり確認が出来なかったので
厚木市のA様の最終確認に行って来ました。
バランスとカーテンを天井から付けるのですが、
問題は天井に付けるか、天井際の壁面に正面付けするかです。
ボードのビスを追いかけます。


野縁(天井の桟)は窓に対して直角に出ているので、
天付は出来そうです。
壁の天井際にビスが打ってあり、写真右下には壁面にもあります。
右下のビスは窓から天井に伸びる縦の桟です。
測ると455ピッチなので間違いありません。
このビスのピッチと天井際壁面のビス位置は合っていません。
ということは、天井際には横、もしくは窓まで伸びていない部分的な縦下地があるという事です。
ということは正面付けでいける?
さらに端へと目で追います。
一間半の窓から柱一本分を挟んで75巾のFIXのところへ。
今回はこの2つの窓を1窓としてお作りするので、その部分も確認が必要です。

すると…突如無くなる天井際のビス。
キケンな感じがします。
そこで大工さんに質問します。
『あの、この部分は一間半の上の天井際には縦桟の他にボードを止める下地があって、
FIX上の縦桟から左の柱までは距離が近いので入れてないってことですよね?
もしそうでしたら野縁が窓に対して直角に来てますし、天井面の際は桟もあるので、
そこに付けようかと思うんですが』
『あ~確かそうだったなあ。ちょっと確かめてやるよ』
と言って、仕事の手を止めて確かめてくれました。
そして、やっぱり予想通りでした。
なぜ最初から聞かないかって?
自分が家の構造を勉強している、そして下地の位置を出来る限り予想して考えている、
そういう姿勢を見せてこそ職人さんって協力してくれるのです。
そういうものなのです。

2016年7月3日日曜日

3D納め


もうそろそろディ〇ゴス〇ィー二から、『月間エアコンと私』でも
創刊しそうな勢いの私ですが、
それほどまでにエアコンと窓周り商品との納まりは色々とあります。
今回は厚木市の現場。
ドレンホースのカバーが窓枠上部にピッタリと付いており、
ブラインドを手前に逃がして取付ました。
使用したのはトーソーの縦型ブラインド用正面付ブラケットの金物です。
窓枠に付けないのはこの窓が排煙窓のため、
手前に滑り出してくる窓を避けないといけないからです。
ここまでくると『3D納め』です。


2016年6月29日水曜日

バランスレールの加工


窓上が梁になっているマンションの窓にバランスを付ける現場。
梁部分のバランスの奥行きは薄くして窓との一体感を出しつつ、
両サイドのカスケードの奥行きは深く取るという方法です。
と言ってもデザインは私ではなくデザイナー様。
窓の特徴とカーテンのデザインを活かした方法です。
問題は異なる奥行の部分にバランスレールをどう付けるか?
色々と思案した結果、角をトメにして金具で固定する方法を採りました。
この金物が専用のジョイントのようにドンピシャの厚みで、
見つけた時はホッとしました。
立ち上がり部分は天付ブラケットを壁面に固定します。



色がシルバーしかないので塗装をしました。
ワンタッチタイプだと白があるのですが、
そちらはサイズが大きいので、この方が良いかなと。
という投稿をしようとして出来なかったバタバタの1週間(笑)。
今日、こちらの現場が無事に納まって一段落。
明日からまた頑張ります。

2016年6月18日土曜日

エアコンとの納まり



こちらは世田谷区のM様の洋室です。
エアコン工事が先行のため、
カーテンレールと干渉しない取付位置をテープで指定させて頂きました。
窓側の壁からの距離は15㎝。
レールだけでなくカーテンとも干渉しない寸法です。
今回は高さも指定しました。
窓からの距離が近すぎる(下過ぎる)と、
窓の右端にブラケットを取り付ける際に
インパクトドライバーが使えなくなってしまうためです。
採寸の際は、寸法だけなく様々な点を確認します。
最近の住宅は色々なものとの納まりが関係するため注意が必要です。

2016年6月10日金曜日

秘密兵器、その後

窓数も多く時間もかかりましたが、
無事にK様の工事が完了しました。




向かって左の窓は左は入隅、右端には壁面があるので
下の掃き出し窓は短く作って上のブラインドのチェーンが通る隙間を作り、
ボックスに穴を開けて先週ブログでご紹介した秘密兵器を埋め込みます。
上のブラインドは端まで作らず1㎝短くし、
穴位置がボックスの強度に影響を与えないようにしています。

向かって右のブラインドはボックスを通すことが出来ません。
穴が多すぎてしまうことと、チェーンが近すぎて使いにくくなるためです。
そのため、ボックスに当たらず、窓を覆うことが出来る寸法で製作しました。



表面がR(カーブ)になっているのを探したのは、
多少斜めから操作してもチェーンがスムーズに動くためです。
2つに分けたのはボックス強度の維持だけではなく、
チェーンのヨレを防止するためです。


階段吹き抜けのロールスクリーンも計算通りバッチリ納まりました。



現場でご説明した仕上がり巾の違いも気にならず、バッチリ納まりました。
K様、ご信頼頂きありがとうございました。


























2016年5月25日水曜日

帰り道




今日は一日、有名なデザイナーさんの工事でした。
スペシャル難易度の現場の後はキレイな夕焼け。
無事に終わった安堵感と心地よい脱力感。
脳内で勝手に作られ始める明日以降のToDoリストを
ちょっとの間遮断して、
初めて現場に伺った時からのことを思い出しながら帰ります。

2016年5月22日日曜日

I様入荷しました



火曜日にお届け予定の厚木市のI様のレースが入荷しました。
掛け替えなので寸法が分かればお手配は簡単…とはいかず、
採寸時には色々な事を確認しながらとなりました。
オーダーカーテンの場合、専門店でないと気づかない点が多々あります。
採寸に伺うのは、寸法以外の点も確認するためでもあり、
納品したカーテンに私たち販売側が責任を持つ、という意味でもあります。



2016年5月16日月曜日

強度を考慮する

伊勢原市のI様の明細書です。
窓上に高さ7㎝の幕板があり、そこにレールを取り付けます。
レールはネクスティ。
カーテンがぶらさがるように掛かるレールのなので、
本来の取付位置より低くなります。
そこで逆L型のブラケットを使って、
カーテンが少しでも下がらないようにするのですが、
この逆L型のブラケットは通常のものより少し重さに弱いのです。
なので、ブラケットも1つ多め。
ちょっとしたことですが、欠かせないことです。


2016年4月25日月曜日

手間をかける

今日工事に伺った愛川町のE様の現場です。
珪藻土の仕上げですが壁からサッシにかけてはRで仕上げてあり、
塗りもランダムに厚めです。
通常私たちカーテン屋は窓枠に差し金を乗せてビスを打つ位置を決めますので、
このような状況だと正確な位置を確認することが出来ません。
なので、計測は床から。
でも、床も広幅の無垢ですので合板のように平らではありません。
そこで、一度測った後に平行をチェック。




1枚目の左側の赤いピンから紐が延び、
右端の穴までの平行を確認します。
次はブラケットを打ちますが、
今回使用したグレイス16はビスが表から見える仕様になっており、
付属のビスを使わざるを得ません。
でも、このビスが相手が固いとなかなかスムーズに入らず、
はじいてしまうことがあるので、最初にリードの穴を打ちます。



後はレールを乗せるだけ、ではありません。
下の穴はレールを乗せてから打ちます。



今回のように、窓に対してブラケットが直角になっているかを確認しにくい場合、
まずは上のビスだけを打ちます。
レールを乗せたらブラケットとのはまり具合とレールとの直角関係を見て、
下のビスを打ちます。もちろんこちらもリードの穴を打ってから。

仕上げのカーテンはアートケイさんがバッチリ仕上げてくれました。



ウエイト巻きロックではなく、洗濯にも強い本縫い仕様です。
シンプルな窓装飾ですが、施工も縫製もキッチリ丁寧に仕上げました。
それから、タケノコご飯、さっそくお昼に頂きました。
と~っても美味しかったです!
手間をかけると仕上がりが良いのは同じですね。














































2016年4月13日水曜日

サンクスレター

今日のブラインドの工事を以て、メカ物月間も一段落。
(メカ物=ブラインドやロールスクリーンなど)
後はこわ~い請求書を待つのみです(苦笑)。
この間、ご注文頂いた全てのお客様にもそうなのですが、
当店ではメカ物の勧め方にルールを設けています。
まずはメカとしての完成度。
アフターの発生率が低く、お客様がストレスなく使えるものであること。
この判断を正確に行いたいので、
日頃から各メーカーの商品についてマニアックなほどに調べています。
それが販売店としての義務だと思うからです。
ただ、それだけを優先しすぎるとお客様の作りたいインテリアが
出来ない場合があります。
そんな時はご説明を加えた上で、他メーカーさんのものをお勧めします。
全ての現場、そしてメカ物が付く全ての窓には、
当店なりの明確な意味があり、
営業さんと気が合うとか取引条件が良いとか、
そういう基準で販売することはありません。

でも、こうしてお客様と選び抜いた商品が最後の最後で
苦笑いで終わることが多いのです。
それは保証期間の話をする時です。
『一つご注意頂きたいのが保証期間なのですが…』で始まり、
『ここに保証期間は3年と書いてありますが、実質的には1年でして、
ここを読んで頂くと書いてあるのですが、消耗品は1年になっています。
こうした商品の場合、何か起きる時は動く部分ですので、
ここだけお間違えないようにご注意ください』
そうご説明すると大抵のお客様は
『なんでこんな誤解を招くような表現がしてあるんですか?』
と聞かれます。
こういう手法は見かけませんので、もっともだと思います。
色々な過程を経て決まったお客様にとってはオンリーワンの商品。
その信頼を寄せたメーカーが、誤解を招く表現をしていることに対して、
お客様は苦笑いをされるのです。
私もいつも、この瞬間がとても憂鬱です。

どうかもう一度、各メーカーさんには、
この表現方法について検討して欲しいと思っています。
お客様が、自分の選んだ商品はこれで良かった、
そんな商品を作っているメーカーがあって良かったという印象で終わるように。
保証書って、メーカーさんからお客様への感謝の手紙であるべきだと
私は思っています。


2016年4月12日火曜日

チリから逃げる


厚木市のM様の寝室です。
カーテンボックスに天付なので施工自体は簡単なのですが、
カーテンレールを通常より1㎝前に出しています。
ケーシングのチリが多いため、
一般的な位置だとフックが当たってしまう為です。
もちろん事前にカーテンボックスの奥行きもチェック。
通常より2㎝多い寸法になっているのを確認しての施工です。
簡単な施工でも、気にすることは色々とあります。

2016年4月10日日曜日

メカ物が続く厚木の春



春はメカ物。
窓から西日など入りたるはやはり眩しき。
ロールスクリーンなど適したると思いつつも、
窓からプーリーなど飛び出したるに少し難し。
縦型ブラインドの金物を用いてふかしたればと思いきや、
それだけでは足らず。
巻き方を逆にしたりて、ぎりぎりかわしたり。
ドヤ顔で現場を後にす。

2016年4月9日土曜日

縦型ブラインドの取付け

葉山町のT様邸に縦型ブラインド(バーチカルブラインド)を施工しました。
片側出隅までの壁面は180㎜で柱が逃げています。
ヘッドレールの端はブラケットが咬まないので、取付にも工夫が必要です。
まずは窓内2か所の縦桟に効かせるところから。


マグネットでクロス裏のビスを拾い、縦桟を見つけます。



上ビスを打ったらキリでブラケットを止める箇所をチョットもみます。
(ボルトの出っ張りが天井に当たり、ブラケットがお辞儀してしまうためです)



ブラケットを固定してここは終了。
次は柱の逃げている出隅側です。



こちらは天井に固定します。
天井の際には石膏ボードを止める為の野縁(桟)があるので、
そちらに固定しました。
ブラケットは直接羽根が窓枠に当たらないように、
壁から離さなければならないのですが、
その位置ではビスは効きません。
なので、ビスの聞く位置に金物を固定して前に延ばす方法を採ります。

窓のサイズや商品の特徴を考えながら、
お客様が安全にお使い頂ける方法で取り付けています。























2016年4月7日木曜日

遠出強化月間


緑豊かな温泉地から銀座へ、
ひたすらブラインドを取り付けた一日の終わりです。
今月は熱海、葉山、小田原、銀座、緑区、旭区、川崎、
そして地元厚木市と盛りだくさん。
どこへも行きやすいのが厚木の利点ですね。
少し時間に余裕が出来そうな4月。
たまにはプライベートでも遠出をしたいところですが、
空想で終わるのが常です。
明日は定休日、久々に家でのんびり過ごします。